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サラリーマンの雑記

殺戮にいたる病/我孫子武丸 叙述トリックが美しいサイコパスサスペンス

ネタバレはしません。

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読む前から、叙述トリックによりヒョエエとなるラストが有名ということは知っていました。

理想はそんな事も知らず手に取り、純粋に度肝を抜かれることでしたが、知ってしまっているものは仕方ないので、騙されないぞというアンテナを立てず、素直に読みました。

結果しっかり騙され、読了後2,3分は整理がつかず、納得したときには恥ずかしながらおもらしをさせていただきました。

 

物語はサイコパスの殺人者、リタイアした元警察、サイコパス殺人者の家の母という3つの視点で順繰りに語られます。

読んでて一番引き込まれたのはサイコパス視点です。

殺人は過程としてただ必要なものとして書かれ、到底理解出来ない行動でありながら本人の哲学には反しておらず、むしろ理に適ってるようにすら見えたりします。

 

狂った行為は狂った考えから出るもので、狂った考えは本人が望んで作りあげたものではなく、例えば家庭環境や重大なトラウマによるもの、ってことがほとんどだと思います。

僕は認知している子供が2人いるので、イレギュラーを抱えないよう当たり前に囲まれた生活を継続させたいと思いました。

 

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