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ネバーランド/恩田陸 心に傷を持った若者四人の青春物語

ネタバレあまりないです。

これからは読書感想文を書く時、内容に少し触れつつも核心に迫りすぎることもなく、気になるから読んでみようかなという範囲での、上手なネタバレを目標とします。

 

読んだのは年末年始休暇で、かれこれ200回目くらいの読了です。

恩田陸が好きで、このネバーランドはその中でもトップ5には入るくらい好きです。

 

舞台は古く伝統的な男子校の寮、みんなが帰省する年末年始にちょいと訳ありで寮に残った3人(プラス1人)のお話。

プラス1人と書いたのは、寮に残ったわけではないけど、毎晩酒持って寮に顔出すお調子者がいて。普段は落ち着気がなくて少年のようでとびきり頭が良くて、そのお調子者が、酔った勢いもあって、夜、みんなに過去について懺悔するんです。

年末年始を共に過ごす男子高校生のドタバタラヴコメかと思いきや一変、ここからお話はそれぞれが抱えるものについて、になります。

暗い雰囲気の部分も多くありますが、リアルタイムで何か事件が起きるようなことはなく、それぞれが抱える過去を、友達と一緒に受け入れて前に進んでいくという、読了後気持ち良くなれるお話です。

 

凄く青春を感じます。

変に男女的な要素がなく(あるにはあるけど)、終始男同士の野暮じゃない友情って感じがいいですね。

 

恩田陸の学園もので言えば、麦の海に沈む果実、蛇行する川のほとり、六番目の小夜子、夜のペッティングとかその辺も大好きです。

この中で言えば、夜のピクニックより少し重いかな、って感じです。

 

 

薄いから手に取りやすく読み切りやすいと思いますので。

是非。

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