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サラリーマンの雑記

正義なんてどこにもないねん 完全無罪/大門剛明

駅前の本屋にズラッと並んでいたので、何も考えず手に取りました。

  

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 あらすじ

若い女性弁護士の千紗が、21年前に女児殺害の罪で捕まり服役中の犯人を、冤罪再審裁判で弁護する。その犯人は、21年前に千紗を誘拐・監禁した別の事件の犯人でもあるとされているが、当時の警察の違法取り調べ等が明らかとなる。弁護する男は無罪だ。いや、弁護する男は犯人なのか。ゆらゆら形を変えていく真実を追い求めるお話。

 

感想

高校2年生とかそこら、陰毛もびっしり隙間なく生え揃った頃、みんなが聴いてないアーティスト、みんなが見てない映画、みんなが読んでない本、そういうものに価値を見出して、逆にみんなの手垢がついた人気なものには興味ない、みたいなスタンス。天の邪鬼を拗らせました。

だけど、最近強く思うことがあります。多くの人が良いというものは、だいたい良い。良いねん。まじで。少なくとも、自分は大多数から漏れるような特別な存在でもなきゃ、みんなと反対いくような感性も持っていないことは、ようやく理解して。例えば、米津玄師だとか、髭男だとか、高校生の女の子でもいいって騒いでるような、そういうものを、30手前のおじさん予備軍としてこんなものに興味示すのはいかがなものかとか、そういうことは考えないようにして、何でも一度は受け入れようとするようになりました。それでも肌に合わなきゃそこで拒絶する。

この本を手にしたのも、そういう考えでした。こんだけズラアアアアアアアアアアっと並べてるんだから面白いんでしょって。

面白かったです。

が、

ここが!!みたいなシーンは特にありませんでした。

考えさせられる話だとは思いますが、なんというか、綺麗にまとまっていて、ドストレートに考えさせられる話なので、考えてもあれこれ発散しない気がして、面白かった~で終わりました。そんな風に感じることが、天の邪鬼でいようという精神がまだ根強く残っているのかな、いや、そんなことないよそのとおりだよって同じように考える人も多いかな、とか、そういうことを考えさせられました。

 

この本は~

一言でいうと、正義なんてどこにもない。って話です。

 

 

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