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無学な大人が日本国紀(著:百田尚樹)で歴史の勉強をしたら右翼になった話

学生時代、歴史の授業は特に退屈でした。つまらない。時間をかければ誰でも必ず点が取れるような暗記の科目、良い点取ろうだなんてモチベーションも湧かない。そのため、テスト前にする最低限の勉強以外で歴史には触れず、大人になってもろくに知らないままでした(と思っていたけど、今回お勉強してみたら実は結構多くの断片が頭に残ってて教育ってすげえとなりました)。

しかし後一年で30歳(大人)だとか、子供を育てるなかで少なくとも子供にはきちんとした大人だと騙してあげられる程度には大人にならなきゃとか考えたり。アフリカって言う「国」は存在しないことをつい最近知るという事件があったりとか。決定的に欠けている常識や教養を補おうと考えたら、まず歴史が頭に浮かびました。そして、まずは自分の国について知るのが先だろうと、世界史ではなく日本史を学ぶことにしました。

学ぶと言うと大袈裟な表現ですが、流れをかる~く知りたいな程度のモチベーションだったので、教科書チックに書かれたようなものは読む気にならず、細かいことはどうでもいいから流れをさらっとなぞることが出来る読み物チックなものがあればなぁ、と思い調べていたら、タイトルにある「日本国紀」にたどり着きました。

 

あらすじ

あらすじっていうのも変ですが。中身は、縄文時代~平成までの日本の歴史を、読み物のようにざっと約500Pにまとめたものです。著者の百田尚樹さんは、永遠の0とかで知られている人です(ずっとモモタと読むものだと思ってましたがヒャクタみたいです)。

平安時代とか、江戸時代とか、大きなくくりで14章、その中に「藤原氏の台頭」、「右往左往する幕末」とか、細かな副題があり、だいたい1つにつき2,3ページなので、スラスラと読むことが出来ます。

 

感想

面白かったです。10数年の教育の中で興味の有無に関わらず記号として頭に刷り込まれた歴史的な単語の数々が脳内で次々と繋がっていく感覚は、まるでビーズを糸に通して頭の中で歴史のブレスレットを作っているような、新鮮なものでした(繋いだ歴史が円形となること(つまり繰り返すこと)を暗に示しており、非常にハイレベルな一文なのですが、歴史のブレスレットなどとあえて強引で稚拙な例えをねじ込むことでことで適度なはずし感を演出しハイレベルさが鼻につかず嫌味のない一文となっています)。

タイトルに書いた通り、読み終わった後、僕は右に傾きました。本当のところ、右翼とか左翼とかそれぞれがどんな思想かってことはあまり直感的にわかっていませんが、とにかくこの本を読むと「日本万歳」と思います。「朝鮮しょうもないな」と思います。「中国しょうもないな」と思います。ただ後者の「しょうもないな」は、著者の「しょうもないんですよ」という気持ちがあまりにも滲み出ているので、実際のところしょうもないのだとしても、なんだか読んでて「うるせえなあ」と思うこともありました。その一文いるか?みたいな。

一番驚いたのは、日本国憲法が敗戦後に他国の豚畜生に作られたツギハギだらけどおちんちん憲法だってことです(この本しか読んでいない僕はこれを今の所事実とします)。二度と楯突かないように、戦争が出来ない国にするために制定されたのが憲法9条で、平和を愛する思想なんてそこにはかけらもないのだってことに驚きました。憲法9条を変えろ変えろって動き、僕が大学生くらいのときからあったような気がしますけど、それを見ると「えぇ戦争する国でっせなんて形にしたら戦争しそうで怖いやん」くらいにしか思っていませんでした。しかしヒャクタさんの言うところでは、今の日本は自国を守る力がないため、現状の平和は他国が攻めてこないからこそ保たれているだけに過ぎず、有事の際にアメリカが実際にどこまで動くかなんて保証もない、極めて危険な状態だと。軍事力があり兵役制度などもギチギチでありながら中立を宣言し「力を持った上で戦わないことを選んでいる」スイスを例に上げ、平和ボケしてモチ詰まらせて死んで大騒ぎしてる黄色い猿軍団が日本だとおっしゃっています(おっしゃっていませんが)。この本だけ読んだ僕は、ソウダソウダといったところです。

 

あとは、今までなんとなくこのまま平和にゆるゆるといって病気でもして死ぬんだろうなくらいにしか考えていなかったけど、戦争やら大災害やらが起きないまま死ねるなんて当たり前に考えるべきではないような気がして、ここのところ中古マンション購入か新築一戸建て購入かと悩んでいたのですが、賃貸でもいいんじゃないかとか、そういうところにも影響してきました(子供に何か残したいという気持ちはもともとゼロだからこそかもしれませんが)。

 

総括して、歴史に漠然と興味を持ったばかりの人には最適の一冊だと思いました。また色々な人や本を通して色々な角度から(例えばもしも朝鮮万歳視点があるならそんな視点すら一応取り入れて)歴史を知って、端から端まで振れたあと最終的に自分の視点が定まるといいなと思うきっかけになりました。

 

とりあえず戦争になったときのため今日から筋トレします。おわり。